うちの狭い庭で自然農的家庭菜園を始めて困難さを感じるのに時間はあまり掛からなかった。
【ポイント1】景観問題
雑草を活かしながら栽培を行う自然農。
もちろんその必要性は疑う余地もない。
しかし、狭いながらも管理された雑木の庭を目指す僕には菜園スペースだけとはいえ作為的に雑草を茂られるスペースは景観的に受け入れがたいものだった。
【ポイント2】メンテナンス問題
不耕起で行う自然農栽培はある程度の広い規模で行うのであれば慣行栽培と比較してメンテナンスが楽になる可能性もあるかと思われるが、本当に小規模な家庭菜園で自然農栽培を行うと逆に雑草の管理などの手間が掛かりローメンテナンスではなくなると感じた。
【ポイント3】野菜の強度問題
『土壌が育てば強い野菜が育ち虫や病気の被害にも負けないようになる』
理論的にはそうなるが、対策を始めたうちの雑木の庭では基本的に虫や病気に強い樹木や草木を中心に植え付けをしたことと、菜園スペースの土壌が十分育っていないことで野菜が弱い位置にあり庭全体で見たときにバンカープランツ化して野菜が育ちづらい状況になった。
簡単に問題点を整理するとこうなる。
しかし、無農薬栽培をどうにかして行いたい僕には慣行的家庭菜園に戻ることにメリットを感じることもできず、どうにかならないか?と模索した僕はバーク堆肥を使ったマルチングでの栽培方法にたどり着く。
つづく