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頑張りすぎない雑草対策(雑木の庭オーガニックガーデニング2022年春)

 

 

 
今回は我が家の雑木の庭で行っている春の雑草対策を紹介します。
 

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我が家の庭づくりでは薬剤や肥料を使用しないオーガニックガーデニングを実践しています。
 
庭に多様な生態系をつくり植物を強く育てるガーデニングにチャレンジしています。
 
僕が目指すのはローメンテナンスで行う環境に優しい継続可能な庭づくりです。
 
雑草対策についても除草剤等は使いません。
 

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使う道具は、
草刈り鎌
軍手
取っ手付きテミ
集草バック
 
僕が行っている頑張りすぎない雑草対策とは
 
  1. 雑草は抜かずに地上部を刈る
  2. 春の雑草は間引いて残しグランドカバーにする
  3. 庭木で木陰を作る
  4. 天然資材でマルチングを行う
 
大きくは上記の4点となります。
 
雑草対策は年間を通じて定期的に行いますが一番厄介なのが梅雨時から芽吹きはじめて冬まで蔓延る『強い雑草』たちです。
この厄介な『強い雑草』をどのように対策をするのか?が雑草対策のキーポイントとして考えています。
 
土の動かしすぎに注意!
雑草は抜かずに地上部を刈る
ポイントは土を動かしすぎないこと
 
土の中には雑草の種子が無数に存在しています。
丁寧に雑草を根こそぎに除草する方法がありますが僕の経験ではそれは一時的な除草効果にしかなりません。
その雑草を抜いたスペースの土が動かされ埋まっていた種子が目覚めて別の雑草が芽吹いてくる繰り返しです。
僕は自然農の考えを参考にして土を動かしすぎずに地上部を刈り取りそのまま刈り取った草で草マルチを行い土を裸にしないように心がけています。
草マルチで日光を遮断して次に出てくる雑草を少なくするのが目的となります。
 
雑草という名前の草はない
春の雑草は間引いて残しグランドカバーにする
 
梅雨時から芽吹く『強い雑草』を抑えるために早春の雑草を残します。
ただ、残すと言っても何を残せばよいのか?
まずは茂っている草を観察してみてください。
かわいい葉っぱや花を咲かせるものも混じっていることでしょう。
雑草という名前の草はないのです。
よく考えたら、何も世話することもなく毎年芽吹いてくれる植物ってすごくないですか?
その土地に合った植物は毎年元気に強く育ち続けます。
僕は這うように繁る矮性の小さな葉の草を残すようにしています。
僕的な雑木の庭づくりのイメージとしては完全に防草して雑草が全くなくなるというのはそれはそれで不自然に感じます。
全部の雑草を刈り取ろうとするよりも選んで残していくほうが気持ちも楽ちんです。
お庭でお気に入りの草を探してみてはいかがでしょうか?
 
強い雑草は太陽が大好き
庭木で木陰を作って雑草の成長速度を鈍らせる
 
日光を遮断することができれば『強い雑草』も弱体化します。
当たり前のようなお話ですが効果は大です。
僕が雑木の庭づくりを始めたのは風景に惹かれたのはもちろんですがローメンテナンスで管理しやすいと考えたことも重要なポイントでした。
実家の庭は和風の庭で父がいつも雑草と戦う姿を見て僕には庭づくりなんてできないと思ったものです。
僕が考える雑木の庭づくりのメリットは多少は草が生えていても調和と解釈することで受け入れられるアバウトさです。
でも、自然ってそういうところもあると思うし造りすぎないことが活かされるとか。
樹々が繁る森の風景でも株元の木陰では強い雑草が少ないように思います。
自然界で起きているまさに自然のサイクルを観察すると庭づくりの参考になることがほんとに沢山ありことに気づかされます。
 
マルチも自然な風景に馴染ませる
庭を天然素材でマルチングする
 
日光を遮断する方法は木陰造りだけではありません。
土が裸になる場所にモルタルを張ったり人工芝や防草シート、砂利を敷き詰めることも多くあります。
どれも物理的に日光の遮断を行えるため防草効果は大です。
僕も当初は植樹するスペース以外のスペースにモルタルを張ること検討していました。
しかし庭づくりを教えていただいている庭師様から『モルタルはいつでも張れるのでまずは土を残してみませんか? 』と提案されて実行するには至りませんでした。
今ではすっかり土いじりに夢中です。
僕と同様に防草対策としてモルタルや人工芝を検討している方にはまずはその他の方法を試みてはいかがでしょうか?とお伝えしたいです。
マルチングとしては防草シートや砂利なども有効ですが僕は選択しませんでした。
防草シートの劣化による張替の手間や砂利の目減り分の補充等の中期長期的メンテナンスを懸念してのことです。
僕が利用している天然素材のマルチングは瓦チップやウッドチップ&バーク堆肥です。
瓦チップとは屋根などで使われる瓦を砕いた作られた天然素材のリサイクル品です。
類似するものとしてレンガチップ等も同様の効果が見込まれると思いますが僕は粒の小さいレンガチップ選択しています。
瓦やレンガの素材はもともとが土なので環境にやさしい防草資材だと思います。
防草したいスペースに5㎝から10㎝の厚さで敷けば一定の効果はみられます。
デメリットはホームセンターなどで購入すると意外と値段が高いこととチップがあちこち散らかることです。
瓦チップを製造している業者様から直接購入すると安価で入手できる場合もあるようなので興味のある方は検索してもよいかと思います。
それとあちこちに散らばる問題は普段に人が立ち入るスペースに敷くと発生するのでそうではないスペースに利用することで解決できます。
散らかったら片付ければよいだけなんですが、僕は庭のレイズドベットの通路に敷いたので正直よく散らかって手間が掛かっているのが現実です。
ウッドチップやバーク堆肥は5cmから15cmの厚さを敷けば防草効果があると言われています。
実際に植物性有機堆肥での野菜栽培実験を行っている丘の菜園でも効果を実感しています。
ウッドチップやバーク堆肥はマルチングした後に自然と土へと還っていき土壌も豊かになるのでオーガニックガーデニングには最適な選択の一つかと思います。
デメリットは資材が土に還っていってしまうので定期的に追加していく必要があるとこです。
ただ、土に還っていく過程で土壌が豊かになっていくので簡単にデメリットと考えるのも違うのかなと。
オーガニックガーデニングに興味がある方にはウッドチップやバーク堆肥の活用を間違いなくお勧めすます。
 
今回は春の雑草対策をご紹介しました。
ガーデニングはいろいろな読み物などによっても様々な方法が示されるように完全な正解のマニュアルがないものなのだと思います。
だからこそ自分なりに考えて模索していくというのもガーデニングの楽しみなのかと考える様になりました。
ガーデニングとは自由でいいしいろいろな考え方があるのです。
僕は頑張りすぎずに完全を求めないように心掛けるようにしています。
もしも頑張りすぎてガーデニングを苦痛と感じてしまっている方がおられたら『ほどほどに見栄えのよい庭づくり』を目指してもっともっとガーデニングを楽しんでもらえたらよいと思います。