今回は丘の菜園でも利用しているダム湖の流木チップについてのおはなしです。
こちらがダム湖の流木チップです。
この流木チップ、なんと無料です!
剪定枝等を利用して作られるウッドチップなどもありますがダム湖の流木から作られるこのウッドチップは最高品質レベルのウッドチップではなかろうかと僕は考えます。
僕が利用させていただいている近隣にあるダムの担当の方のお話だと全国各地のダムで決壊やゲートの破損を予防する対策として漂着する流木の回収処理が行われ毎年多額の処分経費が発生しており多くのダム湖で経費削減と資源の再利用を兼ねて流木をチップ状にして無料で配布を実施しているとのことでした。
当初、僕は環境再生型NODIG栽培実験中の丘の菜園でこのダム湖の流木チップを畝間の通路へ雑草対策として敷くことを想定して入手したのですが想像以上に良質なものだったので驚きました。
何回も言いますがなんとそれが無料なんです!
天然資材である流木チップはいろいろな利用方法が考えられます
庭や菜園の雑草対策、
野菜の株元のマルチング、
プランターや鉢植えのマルチング材としての利用
などなど。
僕が通っているダム湖には粉砕前の流木もありました。
少し調べてみると、
ガーデニングのオブジェにしたり、
アートやDIY家具の材料にしたり、
アクアリウムやテラリウムの素材や、
植物を流木に活着させてプランターとかにも利用できたりするようです。
活用方法はアイデア次第で無限ですね!
更には、
これは流木チップが1~2年程経過して堆肥化し始めたものです。
この堆肥化しはじめた流木チップを見て僕はカーメン君ガーデンチャンネルでのプロトリーフ社の回をすぐに思い出しました。
これはプロトリーフ社の環境を考慮してつくられる掘らない土『軽い培養土』に思想は通じているものではないのだろうかと。
丘の菜園では植物性有機堆肥を使用した野菜の無農薬栽培の実験を行っています。
その植物性有機堆肥としても流木チップが使えるのではないかと僕は考えました。
環境再生型農業NODIGや自然栽培の考え方では土壌の微生物が作物や植物を育てると考えられておりこの堆肥化した流木チップも条件的には合致している部分が多いように感じます。
ただここで疑問なのが植物性有機堆肥と土の違いです。
自然界では落ち葉や樹が年月を掛け朽ちて土に還り森の植物を育てます。
植物性の有機堆肥と土の境目はどこなのだろう?
数値的にはC/N比とかいろいろあるようなのですが。
色々調べてはみたものの納得できる答えは見つかりませんでした。
極論的には植物性有機堆肥で野菜や植物は育つのか?
できるのかどうか?もうやってみるしかないですね!
少しづつにはなるかもですが僕はうちの庭と丘の菜園とで流木チップ堆肥を使った栽培実験を始めてみたいと思います。
流木チップには無限の可能性を感じます。
そして不要物扱いの流木を地産地消で活用できたら環境にも優しい小さなSDGsとなるのではと思います。
もしもそんな流木チップにご興味がある方はお住い近隣のダムに問い合わせてみてはいかがでしょうか?