庭ツク

オーガニックガーデニングはじめました

 

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【NoDig】バーク堆肥マルチングを利用して行う自然農的家庭菜園

うちの狭い庭で自然農的家庭菜園の難しさを感じた僕は打開策を探りはじめる。
 
そして景観問題、メンテナンス問題をクリアして強い野菜づくりを行う方法としてバーク堆肥をマルチングとして利用することを思いつく。
 
庭づくりで行っていたバーク堆肥マルチングを家庭菜園の雑草マルチの代用としようというとても単純な発想だ。
 
理屈的には雑草マルチは大まかには畝の雑草対策と土壌の保湿、土の飛び跳ね防止と土壌改良であると考えたらバーク堆肥マルチでも代用可能とみた。
 
本当は腐葉土マルチの方がイメージに近かったが風で減ってしまう懸念がありバーク堆肥を選択。
 
ただ、野菜栽培を行う目的でバーク堆肥を菜園ですき込まずに使うと野菜にどのような影響がおこるのか?との懸念を残しつつスタート。
 
結果としては野菜はちゃんと育った
 
堆肥を株もとに置くことに懸念はあったが問題は感じない
 
たまに雑草は生えてきても根が弱いのか指先で摘まんで対処する程度
 
それでいて景観もすっきりしていてとてもスマート
 
庭の景観を保ちつつスマートに家庭菜園
 
自分が抱いていたイメージに近い
 
ただ、一時見たことのない甲虫が大量に発生して驚いた
 
これはヤバいやつか?
 
しばらく観察していると野菜に悪さはあまりせず悪い虫ではないようなので放置した
 
なにかが大量に発生してもしばらくすると目立たなくなるのは経験済み
 
これはいける!
 
狭い庭でもなんとなくやっていけそうだなと思った僕は次に連作障害について考え始める。
 
 
つづく
 
 
 
 

【NoDig】僕が感じた狭い庭での自然農的家庭菜園の難しさ

 
うちの狭い庭で自然農的家庭菜園を始めて困難さを感じるのに時間はあまり掛からなかった。
 
【ポイント1】景観問題
 
雑草を活かしながら栽培を行う自然農。
 
もちろんその必要性は疑う余地もない。
 
しかし、狭いながらも管理された雑木の庭を目指す僕には菜園スペースだけとはいえ作為的に雑草を茂られるスペースは景観的に受け入れがたいものだった。
 
【ポイント2】メンテナンス問題
 
不耕起で行う自然農栽培はある程度の広い規模で行うのであれば慣行栽培と比較してメンテナンスが楽になる可能性もあるかと思われるが、本当に小規模な家庭菜園で自然農栽培を行うと逆に雑草の管理などの手間が掛かりローメンテナンスではなくなると感じた。
 
【ポイント3】野菜の強度問題
 
『土壌が育てば強い野菜が育ち虫や病気の被害にも負けないようになる』
 
理論的にはそうなるが、対策を始めたうちの雑木の庭では基本的に虫や病気に強い樹木や草木を中心に植え付けをしたことと、菜園スペースの土壌が十分育っていないことで野菜が弱い位置にあり庭全体で見たときにバンカープランツ化して野菜が育ちづらい状況になった。
 
簡単に問題点を整理するとこうなる。
 
しかし、無農薬栽培をどうにかして行いたい僕には慣行的家庭菜園に戻ることにメリットを感じることもできず、どうにかならないか?と模索した僕はバーク堆肥を使ったマルチングでの栽培方法にたどり着く。
 
 
つづく
 
 
 
 

【NoDig】雑木の庭のナチュラルガーデンで自然農的無農薬家庭菜園をはじめる

 
ローメンテナンスで行う雑木の庭のナチュラルガーデン計画は効果を上げ始め、益虫や野鳥は徐々に戻り害虫も発生はするが大きな被害は起きない程度に止まるようになってくる。
 
雑草を管理する回数も減り心身の負担も確実に低下。
 
基本的に無農薬栽培ではあるがナメクジの対策だけ薬剤で対応している実態。
 
ナメクジも無農薬で対策できる方法を現在進行形で模索中。
 
なぜかこの頃の僕はガーデニングと家庭菜園をどこか別のものとして捉えていた。
 
しかし、今回パーマカルチャーや自然農を調べたことで庭づくりと同様に家庭菜園でも無農薬栽培をできるのではないか?と考え始める。
 
自然農に興味を持ったのは、無農薬で野菜を栽培することと狭い庭で菜園を行う際に障害となる連作問題をともに解決できる仕組みに可能性を感じたからです。
 
自然農は知れば知るほど興味深く自然と共生しながら作物を得ること、無農薬で人にも地球にも優しい仕組みにとても共感を持ちました。
 
あわせて、初年度のトマト、キュウリ、ピーマン無農薬無肥料放任栽培で成功した理由を裏付ける結果となった自然農を始めない理由もありません。
 
だだ、始めてみて気がつく自然農の難しさ。
 
狭い庭の家庭菜園を自然農でやるのは僕には簡単なことではなかった。
 
 
つづく
 
 
 
 

【NoDig】ローメンテナンスで行う庭づくりで雑木のナチュラルガーデン計画を実行する

 
僕はガーデニングを完全になめていた
 
土壌を豊かにして生態系を戻すことが僕の目指す雑木のナチュラルガーデンに繋がっていくことに気が付く。
 
結果としてこの改善策は家庭菜園へ応用されノーディグ栽培を目指すことになる。
 
これまでの庭づくりを反省した僕は仮説に基づいて改善を図り始める
 
改善にあたり自分に課した条件は、
 
できるだけ薬剤や肥料は使わない
 
自然な見栄えは維持する
 
真夏の作業を必要最小限にする
 
ローメンテナンスの庭づくりは目指す
 
上記の条件を自分の目標として設定した
 
まず取り掛かったことは草木の剪定と雑草の管理
 
生い茂っていた草木を切り戻す
 
伸び放題になっていたシバザクラなどを短く剪定
 
雑草対策は冬草はできるだけ残し夏草を抑制しつつ梅雨前に低く刈り揃える
 
秋口に夏草を刈り込み夏草が増えづらくする
 
丈夫な低木を増やし株元の木陰を増やす
 
さらに樹木の株元をバーク堆肥でマルチングを行う
 
その他の改善点として、
 
土壌改良を行い益虫を増やす
 
基本的に害虫被害にも強い植物を育てる
 
増えすぎる草木はなるべく植えない
 
害虫を駆逐せず天敵となる益虫や野鳥が増える環境を整える
 
この改善策はなかなかよい効果を出し始める
 
そして僕はこの改善策を家庭菜園にも使えるのではないかと考えるようになる
 
 
つづく
 
 
 
 

【NoDig】独創ナチュラルガーデニングで虫が大発生した話

 
庭付き中古マンションを購入し引っ越してきた当時の庭はほとんど手が入れられておらず、雑草が生い茂り土は踏み固められた状況でした。
 
僕はこの庭を除草して庭木や草花を植えローメンテナンスの雑木の庭を目指し独創ナチュラガーデニングを始める。
 
初年度
少し雑草を整理するとダンゴムシやミミズ、ハサミムシや見慣れない甲虫類などを発見
 
2年目
梅雨前に庭で蚊、トビムシ、ナメクジ、カメムシが大発生
 
都度、殺虫剤などで必死に駆逐した
 
ただここで不思議と初年度と2年目で大発生する虫が違っていること、
 
それと引越しの内覧に訪れた時にはたくさん庭にいたスズメや野鳥が来る頻度と数が圧倒的に少なくなっていることに気が付いた
 
連続して虫の大発生を経験した僕はいろいろと調べ始めます
 
そして、そもそも初年度に大量にいた虫たちは益虫だったということを知ることに。
 
その後パーマカルチャーと自然農を調べさらに原因を探るヒントを得て仮説を立ててみた。
 
僕が庭づくりをしたことでこの庭の生態系の絶妙に保たれていたバランスを壊した?
 
2年目の大発生は野鳥を含む天敵が少なくなったことが原因?
 
庭木や草花の管理が十分ではなかった?
 
庭中に撒いた肥料に虫が集まった?
 
これらの仮説を基にその後の庭づくりに対しての意識が変わり始めた。
 
 
つづく
 
 
 
 

【NoDig】完全無農薬無肥料による野菜の放任栽培での小さな成功体験 僕なりの考察

 
【NoDig】完全無農薬無肥料による野菜の放任栽培での小さな成功体験
 
今回は前回のビギナーズラック的な成功を僕なりに考察していきたいと思います。
 
1管理放棄が土壌を肥沃にしていた?
うちの庭は長年放置されていたと思われる
除草剤などを使わずに草を生やせばそこに虫が集まる
集まった虫たちが枯れ草や落ち葉などを分解する
そこには絶妙な生態系が整い土壌が自然治癒していくということかもしれない。
 
2無肥料栽培が苗を強くした?
肥料をたくさん与えれば茎や葉はよく育つが根の成長は抑えられてしまうのではないか?
無肥料で育てると少ない肥料を少しでも多く集めようと根が広く強く張るのではなかろうかと考える。
 
3放任栽培にメリットがあった?
初期育成の時期に芽かきをしなかったことで葉の枚数が増え光合成を沢山でき根張が促進されたのではないか?
芽かきの必要性なども考慮すると、初期の脇芽はしばらく残し十分に根張した後に下段の芽かきを行うことでよい効果が見込めるかもしれない。
 
4害虫対策や駆除をしないことがよかった?
害虫対策や駆除を行わなかったことで結果的に益虫が増え野菜への影響が限定的になったのではないか?
強い野菜には害虫被害も少ないとも言われるが、その効果と相まってよい結果に繋がったのかもしれない。
 
慣行的な栽培法を調べるとものによっていろいろな見解があり正解がわからなかったりする。
 
そんなことをガーデニングや家庭菜園を始めたときに思ったが、そもそも正解なんてないのでは?と考えるようになった。
 
無農薬で強い野菜や植物を育てたい!
 
初年度に起きた小さな奇跡を僕なりに考察してみました。
 
 
つづく
 
 
 
 

【NoDig】完全無農薬無肥料による野菜の放任栽培での小さな成功体験

 
先に伝えておきたいことは、家庭菜園を始めて4年目になるがいまだに初年度の収穫量を超えることができていないという事です。
 
始めての家庭菜園で右も左も分からないまま、母親に言われ不本意ながら庭の南のスペースにトマトときゅうり、ピーマンと枝豆を植えた。
 
転居したときの庭は管理もされておらず雑草が生い茂って土は踏み固められていた。
 
時期的に梅雨の始まる際だったこともあり急いで雑草を刈り野菜を植え付けるところだけ軽く腐葉土を混ぜて植え付けた。
 
母親から、野菜が成長してきたら摘心というものをすること、肥料を与えることを言われたが理解しようともせず空返事をしたことは忘れない。
 
トマトときゅうりは勝手にフェンスに絡み成長を続けビーマンと枝豆は太く樹のように成長していった。
 
ここまで摘芯もしなければ肥料も与えていない
 
摘芯しなかった理由は野菜が元気なのに切るのはかわいそうだったから、
 
肥料を挙げなかったのは野菜が元気だから必要性を感じなかったから。
 
なんとも端的な考えだった。
 
しかし、今思えばこれこそ完全な無農薬無肥料の放任栽培。
 
枝豆は梅雨の長雨で弱り場所が悪いのかと思い株を移動させたのちに枯れた。
 
野菜の株は途中で移動させてはいけないと後で知る。
 
フェンスに絡んでジャングル化したトマトときゅうり、支柱の無しに自立するほどの小型の樹と化したピーマンは大量の実をつけ大収穫。
 
秋に台風がが来てトマトときゅうりは折れたりしたがその後復活。
 
ピーマンも根こそぎ倒されたが埋めなおした後にやはり復活。
 
12月中旬までトマトとキュウリ、ピーマンは収穫を続けた。
 
なんとも野菜作りは簡単なものか。
 
摘芯も剪定もしない、肥料も与えない、支柱も立てない。
 
全くアドバイスを聞かない僕に対して母親はずっとお怒りモードではあったが、想定外の野菜の成長と収穫量を見て驚いていた。
 
しかしこの後野菜栽培が難しく奥深いものであることを思い知る。
 
翌年以降は慣行的な栽培方法などを学びもっとスマートな家庭菜園を目指したがいまだに初年度の収穫量を超えることはできていない。
 
なぜそのような結果になったのか?
 
 
つづく