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家庭菜園で道法流垂直仕立て風栽培をやってみた(無農薬無肥料ピーマン栽培2021年編)

 

 

 

2021年の家庭菜園で栽培したピーマンは大豊作でした

 

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2021年に試したのは『カーメン君ガーデンチャンネル』でも話題になっていた道法スタイル垂直仕立て栽培をアレンジした栽培方法です。
 
垂直仕立て栽培には僕も興味があり『道法スタイル垂直仕立て栽培』の本を読んで影響を受けました。
 
環境にやさしい栽培方法を実践する道法流栽培方法に興味がある方や詳しい栽培方法を知りたい方は道法氏の本を手に取ってみてください。
 
 
 
道法スタイルとは?
 
僕的な解釈となりますが、道法スタイルは自然農的な栽培方法をベースとしながら植物の成長ホルモンを促進して育てる環境に優しい栽培スタイルです。
 
僕は環境に優しい栽培方法での野菜栽培を目指しているのでかなり多くの部分で感銘を受けました。
 
垂直仕立て栽培は慣行的な栽培方法で家庭菜園を楽しんでいる人にも参考にできるメリットがあると思います。
 
ここでは自然農や成長ホルモン等に関しての詳しい内容は割愛し仕立て方法にフォーカスをしてお話をしていきたいと思います。
 
 
垂直仕立て栽培は家庭菜園だからこそ試してみる価値がある
 
僕が実施したのは道法スタイル垂直仕立て栽培をアレンジした整枝誘引方法です。
 
1 苗の脇に支柱を垂直に立てる
2 一番花の節までは主枝のみを支柱に誘引
3 一番花の節以降の強い側枝を全て支柱に誘引
4 3の工程が始まったら一番花の節より下の側枝をかきとる
5 収穫しやすい高さを超えたら誘引せずに放任
 
おおまかな整枝と誘引の作業はこれだけです。
 
細い側枝にできたピーマンを収穫する際に主枝から1節目まで切り詰めながら収穫を続けることで型が暴れることなく最後までスリムに管理することができました。
 
整枝方法が簡単でスリムに管理できるので家庭菜園で実践しやすい仕立て方法だと思います。
 
 
実践してみて感じた垂直仕立て栽培のメリットとデメリットは?
 
メリット
・整枝方法がとても簡単
・とにかく誘引していくので型崩れの心配が少くない
・内側に枝が出ないので蒸れ等を考慮する必要がない
・スリムに管理できるので風にも強い
・コンパクトに栽培できるのでプランターでも栽培しやすい
 
デメリット
・こまめな誘引が必要
・誘引するべき側枝が太くなると誘引時に枝が折れる場合がある
・栽培終了後の片づけに手間がかかる
 
 
無農薬無肥料ピーマン栽培の記録(2021年版)
 
結論から申しますとピーマンは無農薬無肥料でも十分に育ちました。
 
慣行的な栽培方法と比較して実が小ぶりであったり形が不揃いになりがちなところはあるかもしれませんが、僕的には家庭菜園では十分というのが感想です。
 
ただ、垂直仕立て栽培の仕立て方法は慣行的な栽培でも十分活用可能なので参考にしていただけたらと思います。
 
以降に栽培記録の画像を載せます。
 
注)ブログに載せるつもりで撮影をしていなかったので見ずらい写真があります
 
2021年4月25日

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庭のレイズドベットです。
ピーマンを植え付けて2週間目から画像が残っていました。
このベットでのピーマン栽培は連作の2年目になります。
無農薬自然栽培風に野菜を育てていたのでこのような状態に。
冬の雑草とレタスやネギやニンニク、ナスタウムなどのコンパニオンプランツの隙間にピーマンの苗を植え付けています。
画像の右列2株がピーマン、左列2株が鷹の爪です。
苗のすぐ脇に支柱を垂直に固定してあります。
 
2021年5月2日

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無農薬無肥料で野菜を育てると初期の生育が慣行的な栽培方法と比較すると遅いのがわかります。
この時期には主枝の誘因をはじめました。
 
2021年6月8日

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レイズドベットを少し整えました。

手前の2株がピーマンです

しっかり根付いて少しづつ成長しています。

ちなみにですが植え付けてから最後まで水やりは基本行わずに栽培しました。

 

2021年7月10日

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梅雨を超えてだいぶ大きく成長をしました。

背丈が約70cmほどになっています。

収穫はまだあまりできていません。

一番花の後の太い枝を支柱に誘引していきます。

 

2021年8月6日

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背丈が約130cmまで成長。

よく見ると実があちこちにでき始めて少しづつ収穫開始です。

この時期からはひたすら継続して太い枝を誘引していきます。

支柱に括り付けていくのでとてもスマートで風に強いです。

株もとに日陰を作るためにサツマイモを植えてみました。

 

2021年8月25日

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背丈が150㎝ほどに成長。

酷暑でピーマンも少しお疲れ気味ですが収穫が本格化。
細い枝にできるピーマンを収穫する際に枝ごと切り戻していました。

型崩れせずにスマートに育っているのがわかります。

 

2021年9月7日

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背丈が160cmを超えたあたりから上部の枝の支柱への誘引を辞めています。

収穫量も拡大中です。
一度切り戻した下の方の枝からも再びピーマンが付き始めているのがわかります。

 

2021年10月6日 

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背丈は2mを超えています。
ピーマンが沢山出来ているのが見えますね。

仕立ての型としてはイメージ通り。

風に強く株もとても元気です。

想定外だったのはここまで大きくなるとは思っていなかったということでしょうか。

 

2021年10月27日

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秋めいてきたこの時期でも大量にピーマンは収穫を継続中です。

 

2021年11月1日

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まだまだピーマンは成長中です。

この角度からの画像だと支柱の仕立て方がよく見えています。

僕はレイズドベットにガーデンアーチを設置してそこに支柱を固定しています。

支柱をしっかり固定していれば強風でもこのとおり大きく育ちました。

無肥料栽培では連作障害も出ずらいようですね。

 

2021年12月3日

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ピーマンの樹形にはあまり変化はありませんが継続して収穫は順調です。

実は比較も兼て同時期にプランターでもピーマンを慣行的栽培方法での垂直仕立て栽培を行っていました。

プランターのピーマンの方はこの時にはもう終わってしまっています。

収穫が始まるのはプランターでの慣行栽培の方が早かったのですが地植えで無農薬無肥料栽培を行ったこちらの方は株もまだ元気で収穫も継続しています。

最終的な収穫量としてはほぼ同じくらいといったところでした。

 

2021年12月15日

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残っている2021年ピーマン栽培の写真はこの日が最後でした。
この後ピーマンは収量を減らしながらも収穫が続き年明け1月6日に大雪に見舞われるまで栽培を続けました。

 

 

まとめ

 
垂直仕立て栽培は大規模に栽培を行う農家様では誘引の手間が多大にかかりデメリットのほうが多いと思いますが、家庭菜園ではメリットの多い仕立て方法なのではないかと思います。
 
無農薬無肥料栽培やオーガニック栽培、また慣行的な栽培方法で家庭菜園を楽しんでいる方へ何かのヒントとなれたら幸いです。

 

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