庭ツク

オーガニックガーデニングはじめました

 

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【僕的】冬庭ガーデニングの考え方と楽しみ方

 

 

 
僕が目指す庭づくりは『ローメンテナンスで行う雑木の庭づくり』です。
 
家族が一番目にする機会が多い室内からの景観を重視してレイアウトをしています。
 
残念ながら窓のガラスに鉄線があったりフェンス越しの風景になってしまうのでブログやSNSでは室内からの写真をUPすることはほとんどないのですが僕は部屋の中から見る庭が好きです。
 
大前提としてガーデニングは自由で楽しみ方も人それぞれだと僕は考えています。
 
正解がないガーデニングだからこそ自分なりにいろいろ考えて失敗をしながら庭づくりを行うのが僕的には楽しみの一つかなと思います。
 
さて、今回は冬庭についてです。
 

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自分で庭づくりを行うまでは『冬庭』といえば『冬枯れの庭』をイメージしていました。
 
それは、落葉樹を中心に造られた実家の和の庭を幼い頃から見ていたのでそれが当たり前だと思っていたし冬の季節を感じる景色だと思っていました。
 
実際に庭付きの中古マンションを購入して素人ながら庭づくりを始めたわけですが、当初はそこまでいろいろなことを思いめぐらすこともできず実家から分けてもらった庭木を自分なりにレイアウトを考えるのでいっぱいいっぱいでした。
 
実家からやってきた来た庭木は、
ヤマモミジ
ウツギ
ハギ
菖蒲
三寸アヤメ
などなど。
 
落葉樹と冬枯れする草木ばかりです。
 
常緑の草木と言ったらはじめから植わっていた生垣のレッドロビンくらい。
 
そんな我が家の冬庭になんとなく物足りなさを感じながらも
『季節を感じる』と強がって言い聞かせていた僕に
『冬の庭は寂しいね』
と家人に言われて考え方が変わりました。
 
『冬庭でも緑を感じたい』
 
そこから常緑の庭木や草花を調べ始め、丈夫でローメンテナンスで管理できるものを選んで庭に植えていきました。
 
初めに植えたのはたしかシマトネリコ
株立ちの立ち姿と安価で手に入る苗木に惹かれました。
失敗しても練習と思って園芸店で購入して自分で植え付けたのを思い出します。
後にシマトネリコの成長力に驚かされる訳ですが、そんなシマトネリコとの僕の付き合い方は春にでも詳しくお話しできたらと思います。
 
ナンテンに興味を持ち始めたのもこの頃からです。
常緑であまり大きくなりすぎることもなくとても丈夫。
今ではナンテン大好きでいろいろな品種を我が家の庭に迎え入れています。
オタフクナンテン
細葉ナンテン(マホニアコンフューサ)
と、メジャーなナンテンからはじまり、
トワイライト
オブセス
フルート
レモンライム
ブライトライト
グリフストリーム
折り鶴ナンテン
細葉ナンテン清流
細葉ナンテン黄雲(黄金葉)
斑入りオタフクナンテン
などなど、ちょっと変わった品種のナンテンを見つけては欲しくなって植える場所を探すことに。
改めて書き出すといろいろな品種のナンテンが集まっていますね。
 
その他では
ドドナエア
レッドロビンの変わり品種
など。
 
ドドナエアは落葉しない常緑樹でありながら葉の色が変わる不思議な樹です
場所が合って根付けばとても丈夫な樹ですが、根が浅いのか大きく育てると風の影響を受けて根こそぎ倒れたりするので注意です。
 
それと落葉樹ではありますが
落葉後の赤い幹を鑑賞する目的で植えつけました。
 
下草では、
キチジョウソウ
ハクリュウ
タマリュウ
などを植え付けました。
 
だいぶ庭の骨格がだいぶ出来上がった後,園芸店にあった常緑ヤマボウシを家人と一緒に一目惚れして小さい軽自動車に詰め込んで園芸店から連れて帰ったのもご愛敬です。
 
植栽レイアウトに関しては初めに植えていた落葉樹の移動も考えましたが、せっかく根付き始めている樹木に申し訳なく思い落葉樹の隙間に常緑樹を追加で植え付けました。
 
全体的に庭を観るとちょっと常緑樹と落葉樹のバランスを欠いているように感じることもありますが、これもまた我が家の庭づくりの歴史と思えば感慨深くなっていくものです。
 
植栽できるスペース等いろいろと制限はある中で僕的に常緑樹のレイアウトでこだわっている事がいくつかあります。
 
1 庭のビューポイントから隠したいものとのライン上に植栽する
我が家の場合は室内から近隣マンションや外壁のコンクリートが隠れる線上に植栽するように心がけています。
これは常緑樹で外からの視線を遮るとともにビューポイントから大きな人工物に通年で目隠しをすることで自然物の比率を上げてナチュラル感を高める効果を見込んでのことです。
 
2 落葉樹の手前に常緑樹を植栽する
こちらもビューポイントから観て落葉樹の手前に常緑樹を植栽するように心がけています。
あわせて奥の落葉樹に比べて手前の常緑樹の背丈を低めにしたり透かし剪定などで奥の景観を感じられるように管理しています。
冬庭では他の季節に比べれば緑のボリュームは少なくなりはしますが程よく景観が整うのが僕の理想です。
新緑の季節になれば落葉樹が庭にボリュームと深みを与えて景観が変化していくのを楽しんでいます。
 
庭木だけではなく寄せ植えも庭の景観の大事な一つです。
 
春や秋に比べたら寄せ植えに使える花木も少なくはなりますが、
パンジー
ノースポール
ブラキカム
ウインティー
いろいろなカラーリーフ
などを主に使って僕は冬庭の寄せ植えを楽しんでいます。
 
他にも、
ガーデンシクラメン
葉牡丹
などなど。
 
いろいろと組み合わせれば十分楽しめると思います。
僕的には春や秋よりも冬の寄せ植えのほうが管理がしやすく梅雨前までの長期間楽しめるので好んで冬に寄せ植えをすることが多いです。
 
今回は僕の冬庭ガーデニングについて書いてみました。
僕的には酷暑に見舞われる夏や虫が増える季節よりも冬の時期に庭つくりの作業をすることが多いしおススメです。
もしも以前の僕のように冬の庭に物足りなさや寂しさを感じるよう事があるなら春の芽吹きを待ち焦がれるだけではなく冬庭ガーデニングを楽しむ方法も探してみるとよいかもしれません。