獣害問題を知り先の見えない状況ではあったが母親の提案もあり実家の庭で無農薬無肥料ジャガイモ栽培実験をはじめた。
当初の予定では実家の周辺の畑を借りてジャガイモ栽培を行う予定でいた。
僕の家から実家へは少し距離があるので来れて月に1~2回程度
遠距離栽培を可能にするためにできるだけ栽培工程を省くことを考え、土寄せを行わずに済む方法としてジャガイモのポット根出しを試みる
ジャガイモのポット根出しとは、土に還るポットに芽出し用土を入れそこに芽出しした種芋を植え付け10センチ程度の苗にしてから畝に苗の頭頂部が少し出る程度に埋めるように植え付け、土寄せは行わずに栽培中は雑草の管理のみで収穫を待つ。
もちろん無農薬無肥料栽培。
春植え秋植え共に気温が穏やかになるまで畑へ植え付けを行わず苗で管理ができるので気候等の影響を受けづらくなるメリットもあると思われる栽培計画。
春植えでの実験からスタートとなったので2月から芽出しをはじめ3月にポットに移植、4月下旬に畑へ植え付けた。
収穫は梅雨に入る前に行ったがまあまあの収量
大きさが小さめだったので植え付ける前に少し芽欠きを行った方がよかったかもしれない。
今回のジャガイモ栽培期間で実家に行った回数は畑作り、植え付け、収穫の計3回
それでいてこの結果は遠隔栽培計画としては十分に成功だと感じた。
秋栽培ではいくつかの工程を調整して貸してもらえる10坪程の畑でも獣害対策も模索しながら実験しようと考えていた。
しかし、コロナ禍の夏に母親が突然大病で倒れる。
家族はてんやわんやとなり計画は中断された。
つづく