フランスの素敵な菜園を観て憧れを抱くようになった僕。
自分の家の小さな庭で行うガーデニングと家庭菜園で無農薬のノーディグ栽培を取り入れる方法を探し始めた。
そしてノーディグ栽培を実験する畑が見つかる。
まだリハビリ中の母親から『畑借りたから一緒に手伝って』と突然連絡が入る。
母親としてはリハビリを兼ねて家庭菜園の規模を増やすということらしい。
その週末に実家に戻り借りる畑を見に行くと、そこは山肌の丘に開拓された70坪ほどの畑だった。
その高台にある丘の畑から見える景色は素晴らしく、瞬時にここで何かをしてみたいなとは思った。
トラクターで耕かされたその畑には動物の足跡が点在していた。
畑主様に聞くと菜園をするにはやはり獣害対策は必要らしい。
母親が家庭菜園をやるには広すぎるし獣害対策のコストも掛かる。
雑草管理も容易ではない。
その時そこでノーディグ栽培を試してみたらどうだろうか?と思いついた僕。
母親にノーディグ栽培の話をするとなかなか悪くない感触が帰ってきた。
すぐに畑主様にノーディグ栽培を実験してみたいことを話すと畑を自由に使って良いと快諾。
まさにトントン拍子。
それと問題の獣害対策。
これも両親と畑主様、近隣の方々で話が盛り上がり知らないところでどんどん決まっていく。
なんともありがたい。
こうして実験する畑は決まった。
あまり知られていない栽培方法を試みようとする僕に協力と支援をしてくださる方々に感謝をしながら、僕はノーディグ栽培の準備に取り掛かった。
つづく